純水器の耐用年数を知る|買い替え時期の目安も解説
事務所や工場に利用する用途で純水器を導入する場合、耐用年数が気になる方もいると思います。
法定耐用年数は、企業税務にかかわるだけでなく、機器の買い替え時期の目安にもなるためです。
この記事では、純粋器の法定耐用年数が何年に設定されているのかについて解説します。
また、企業担当者の方の多くは、法定耐用年数よりも「精製水が何年間ほど利用できるのか?」という点について疑問や不安を持っていらっしゃるかもしれませんね。
そのような方は、この記事を読んでいただくと交換の時期や対応方法についてもイメージしやすくなると思います。
純水器の耐用年数
最初に純水器の耐用年数について解説します。
そもそも耐用年数とは?
耐用年数とは、簡単に言うと「機器の使用可能期間」のことを指します。
長期間使用する機器については、長く使用しているうちに性能が劣化してしまったり、故障のリスクが高くなってしまったりします。
一般的な使い方をしたときに、どの程度機器が持つのか、といった観点から耐用年数が決定されます。
そして、簡単に説明すると耐用年数に応じて経費にしていくことを減価償却といいます。
例えば、耐用年数が5年に設定されている場合は、取得額を5等分して5年に分けて経費として計上します。
耐用年数は、あくまで税制上のために設定するものなので、耐用年数を過ぎてしまったからといってすぐに故障してしまったり、利用すること自体が危険であったりすることはありません。
しかし、耐用年数を経過すると税務上の資産価値が0になるため、機器の買い替え時期の目安にはなります。
純水器には耐用年数が適用されるのか?
「純水器の耐用年数が何年なのか?」
ということを考える前に、そもそも「純水器に耐用年数が適用されるのか?」ということを考える必要があります。
というのも、純水器に耐用年数が適用されるか否かはケースバイケースだからです。
以下の条件を満たしていない場合には、耐用年数が適用されません。
- 10万円未満の機器
- (中小企業の場合)20万円未満の機器は、3年間以内に原価償却
小型の純水器は、10万円以下の機種も少なくないため、そもそも耐用年数を適用できないこともあります。
一方で、大型のプラントに使用するような数百万円を超える機器もあるため、同じ「純水器」でも、耐用年数が適用されるかどうかが大きく異なります。
純水器の耐用年数は5年
総務省が発表している資料「主な物品・機械装置の耐用年数」をチェックすると、純水器(純水製造装置)の法定耐用年数は5年間に設定されています。
純水器の寿命は?
企業担当者の多くの方が現実的に心配していることは、純水器の耐用年数よりも
「純水器が何年使用できるのか?」
「純水器をいつ買い替えれば良いのか?」
といった点かもしれません。
法定耐用年数は、あくまでも税務上の「使用可能年数」であって、実際に重要な「何年使用できるか?」とは大きく異なるケースもあるためです。
この章では、純水器を使用する際の利用年数について解説します。
機器の寿命は利用状況によって大きく異なる
純水器が何年利用できるかは、利用状況や利用頻度によって大きく異なります。
従って、一概に「何年程度利用したら買い替え時期」とはなかなか言えないものです。自家用車の買い替え時期などを考えれば、イメージしやすいのではないでしょうか?
従って、純水器本体の買い替え時期を考える場合には、機器の状態を見て判断することが必要です。
逆に言えば、本体が正常通り動いていれば、特に買い替えの必要はありません。
本体の買い換え時期となるポイント
本体の買い替え時期となるポイントは、以下の通りです。
●伝導率計の数値が異常
伝導率計は、純水が正常に製造されているか否かをチェックするための機器です。
つまり、純水はほとんど電気を通しませんが、水道水などは不純物が含まれているために電気を通します。つまり、伝導率計が異常を示しているということは、電気を通している=不純物が含まれているということを意味する可能性が高いです。
この時、考えられる原因は3通りあります。
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- イオン交換樹脂などの付属品の消耗
純水を作るための消耗品であるイオン交換樹脂がキャパオーバーのために役割を果たさなくなっています。この場合、イオン交換樹脂を変更すれば、元通り使用することができます。
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- 伝導率計の故障
伝導率計の故障により、異常値を示している可能背 もあります。メーカーに修理・点検を依頼することで、修理できる可能性があります。あるいは、別途伝導率計を購入することも可能です。
-
- 機器本体の故障
機器本体の故障の場合、メーカーにて修理を依頼するか買い替えるかのいずれかになる可能性が高いです。
●水漏れしてしまう
純水器から大量に水漏れしてしまうケースもあります。
水漏れの原因を特定するには、まず水漏れの箇所を特定します。
そして、もし水漏れ箇所が機器とホースなどとの接続部分である場合、接続箇所にテープを巻いて補強するなどの対策により、症状が改善できる場合があります。
対処法が分からない場合や、対処しても水漏れが改善しない場合は、メーカーへの問い合わせが必要です。
安心して純水器を使用し続けるにはどうすればいい?
安心して純水器を使用し続けるには、どうすればいいでしょうか?
その答えの一つとなるのが、サポートの充実した販売店で購入することです。
そして、当社サンエイ化学工業が運営する「カートリッジ純水器.com」は、国内唯一のメーカー直営の純水器販売サイトとしてどこよりも充実したサポートにて対応しています。
その大きな特徴は次の3点です。
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上記の3点から、購入するときに価格が安いだけではなく、購入後にも安心して使用し続けることができます。
メーカー直営サイトなので、本体在庫はもちろんのこと、部品の在庫も常に切らさずに確保しています。
「急に純水器が故障してしまった・・・」
「純水器の調子がどこかおかしいけど、どこに問い合わせをすればよいのかわからない・・・」
上記のような悩みの対策には、メーカー直営サイトである「カートリッジ純水器.com」をぜひご利用ください。
まとめ
純水器の法定耐用年数は5年間です。
ただし、純水器の機種によっては、購入価格の面から耐用年数の適用の条件を満たさないこともあります。総務や経理の担当の方は、詳細条件を確認したうえで、経費処理を行ってください。
また、作業現場や危機管理の担当者の方は、具体的に何年利用できるのかが気になるポイントではないかと思います。
結論からいえば、純水器の場合には利用方法や頻度などによって機器の寿命は大きく変化します。
従って、不調個所が生じていないかどうかをチェックすることが大きなポイントになります。
ただし、不調個所が生じているとはいっても、どのように対応すべきかについては難しい判断です。
実際、業務で使用している機器が急に故障した場合は、判断の迅速性も求められます。
そのようなときこそ、メーカー直営サイトである「カートリッジ純水器.com」が頼りになります。
専門のオペレーターが対応しているので、純水器について困ったときにはどんなことでも気軽に相談できるのがいいですね。
純水器の本体価格の安さだけでなく、先を見据えた購入としても、ぜひおすすめです。
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