業務用純水器はどんな場面で使われてるの?自社ではどう活用する?
「会社で新たに純水器を導入することになったが、どの純水器を選べばよいのだろう・・・」
近年、業務用・工業用として純水器の利用用途が広がっています。
大きな要因としては、品質向上や健康・安全性について
消費者や取引先から要求が厳しさを増していることが考えられます。
しかし、それまで純水器を注文したことのない方にとっては
「そもそも純水器って何?」
「業務用としてどんなふうに利用されているの?」
といった疑問もあることでしょう。
この記事では、純水器メーカーであるサンエイ化学が
業務用としての純水器の用途について解説します。
どんな業界で、どのように活用されているのかを踏まえながら
自社でどのように純水器を活用できるのかについて、当てはめながら読んでいただけたら幸いです。
業務用として様々な用途で使用される純水器
半導体工場・食品業界・医療業界・美容業界などなど・・・
業務用純水器の用途はとても広範囲に及びます。
まずは簡単に業務用としてどのような業界で純水器が
使用されているのかについて見ていきましょう。
半導体メーカーやその関連企業・電子部品工場
半導体メーカーは業務用純水器の代表例です。
半導体工場では
- エッチング液を作るための希釈水
※エッチング・・・薬品による腐食を利用して金属を融解加工する技術
- 半導体製品を洗浄するために使用する薬品の希釈水
- エッチング液を洗い流すときの洗浄液
などの目的で純水が利用されています。
また、半導体メーカーに部品を納入している部品メーカーにおいても
同様の目的で純水器が必要不可欠な存在となっています。
当社、サンエイ化学の納入実績としても
半導体工場での利用用途が最も大きいです。
半導体製造といえば、最もシビアな管理が要求される業界の一つですが
半導体業界の工場や企業の方々から支持されているということは、当社にとって、自信にも励みにもなっています。
→半導体工場から特に支持されているサンエイ化学の純水器は
「カートリッジ純水器.com」にてお買い求めいただけます。
詳しくはこちら:「カートリッジ純水器.com」
半導体の他に、電子部品メーカーでも同様の利用方法で純水器が利用されています。
食品メーカー・工場
食品メーカーでは、機械の洗浄や濃縮果汁の希釈液などの目的で、純水器が利用されます。
※濃縮果汁は、ジュースなどを効率よく配送するために果汁を濃縮したもの。
消費者にわたる前に、食品メーカーにて「濃縮還元」され、おいしく飲める状態になります。
この濃縮還元の際に使用されるのが、純水器(純水装置)です。
食品業界においては、HACCPによる衛生管理が2021年より義務化され、従来以上にシビアな衛生管理が求められています。
※HACCPとは
食品衛生管理の基準。原料の仕入れから製造・出荷まですべての工程において、安全な管理を行うこと。製造のどの段階で異物混入が起きやすいかというリスクを予測・分析し、対策をすることが求められます。
微生物や細菌などの混入リスクの過程で、純度の高い水が必要とされる工程があるかもしれません。
そのような場面では、水道の蛇口につなぐだけで手軽に純水が作れる、カートリッジ型純水器の導入をぜひご検討ください。
飲食業界
飲食店やケータリング業者などでは、ワイングラスやガラス製の食器などの洗浄目的で、純水器を導入することがあります。
ガラス製の食器は、水道水で洗浄するとていねいにふき取り作業をしなければ、スケール(水垢)が残ってしまいます。
カルシウムやマグネシウムなど、スケールの原因となる物質を除去できる純水器を使用すれば
拭き取り作業をしなくても、洗浄機の洗浄のみでピカピカの状態になります。
「グラス戦場は洗浄機で一瞬なのに、拭き取り作業に時間がかかる・・・」
純水器を使用することで、そんな悩みからも解放されます。
医療業界
医療業界では、医療機器の洗浄や医薬品の研究・開発・コンタクトレンズの洗浄など
純水装置が幅広い範囲で大活躍しています。
歯科業界
器具や機械の洗浄や殺菌のために、純水を使用する歯科医院が増えています。
またオートクレーブ(蒸気により器具を滅菌するための装置)にも純水が用いられます。
純水を利用することで、菌の繁殖を防ぐことができ
またオートクレーブについては、機器の故障防止の効果もあるためです。
美容業界
エステサロンや美容サロンなどの美容業界では
アロマディフューザーや、加湿器などに使用する水のために純水が使用されます。
使用用途としては、肌や健康にダメージがあるといわれる塩素系消毒剤や
アロマディフューザーや加湿器の故障の原因となってしまう、カルシウムなどのイオン成分を除去することができるためです。
自動車関連業界(ガソリンスタンド・自動車整備・中古車販売店など)
洗車も純水の用途の代表例の一つです。
ガソリンスタンドや整備業者などでは
洗車やコーティング前の仕上げに、純水器の水で洗車をする業者が増えています。
水道水での洗車よりも「ピカピカになる」効果をうたっている業者も多く
洗車の分野では、業者だけではなく車好きの個人の方にも、純水器の需要が高まっています。
当社、サンエイ化学のカートリッジ純水器についても
おかげさまで、幅広く自動車関連の業者様にご愛用いただいていますが
さらに洗車の利便性を高めるべく
2020年現在、洗車専用の純水器「PURE-RAO」の開発に取り組んでいます。
「PURE-RAO」の特徴
- バッテリー内臓で電源のない場所でも使用できる
- コンパクトサイズ+タイヤ付きなので移動もラクラク
- シャワータイプの先端ノズルが標準搭載
開発中のため、価格など詳細は決まっていませんが、ウォータースポットのない仕上げを効率よく行いたい方は
「カートリッジ純水器.com」をチェックしていただけたら幸いです。
※詳細が確定次第、ホームページにて詳しく案内します。
なお、ウォータースポットは自動車だけではなく、太陽光パネルやガラス製品・ステンレス製品にも
発生するので、自動車関連業界に限らず、これらの製品の洗浄の用途でも純水器がご利用いただけます。
塗装関連の業界
塗料の希釈水としても、純水が利用されています。
水道水で希釈しようとすると、様々な不純物が含まれているため
品質や色味が安定しないためです。
化粧品業界
塗料に近い使い方ですが、化粧品作りにも純水器が使用されています。
例えば
化粧水の原料の大半は純水(精製水)でできているため
原料に大量の純水が必要になります。
また、化粧品を作る機械の原料にも純水が使用されます。
食品業界でも同様ですが、人の体や肌に触れたり、口に入ったりするものについては
特に厳しく品質管理が求められています。
プラント・ボイラ用水
プラントやボイラ用水などの大型設備・施設でも
純水装置が使用されています。
大型かつ特殊な設備が必要となるケースが一般的です。
純水器の効果やメリット・まとめ
純水器が用いられている業界をざっと紹介しました。
とても用途が幅広いので「こんな使い方があったの?」
と驚かれた方もいらっしゃるかもしれませんね。
純水器が使われる場面は様々ですが、用途の特徴をまとめると以下のようになります。
- 不純物が除去されているため、主成分の働きを邪魔せずに希釈できる
- 水垢の原因となる物質が除去されているため、ガラスやステンレス製品の洗浄が便利
- 目詰まりを起こす原因となる物質(カルシウムなど)が除去されているため、機械が故障しにくくなる
HACCPの義務化をはじめ
現在、すべての業界で品質向上や安全性の徹底管理が必要とされています。
普段使用する機械の適切な洗浄や、故障リスクの予防、製品の品質の安定化などに
純水器が貢献できる場面は、ますます増えていくものと思われます。
なお、高品質な業務用の純水器をお求めの方には当社サンエイ化学「カートリッジ純水器.com」がおすすめです。
- 圧倒的な価格の安さ(イオン交換樹脂量10Lタイプ57,200円:相場は6~9万円以上)
- 純水器に特化したサイト「純水器.com」で本体・消耗品・付属品が購入できる
- 設置方法や使用方法について、ていねいな動画解説あり!
- 無料で利用できるコールセンター(0120-119-257)
- 常に在庫をストックしているため、即納OK!
以上のように業務用として利用していただく際に
メリットが盛りだくさんです。
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